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EVENT 2026年09月04日

東京研修 -モダニズム建築をめぐる⑤-

東京建築研修5回目は 設計 森が書きます。
このブログシリーズで駒沢オリンピック公園が取り上げられていましたが
この建築群の一つ  体育館。

シェル構造の屋根に目が行きがちですが
建築は外観形状も内部空間も大切。
地下を掘って体育館を埋め込んでこの屋根がかかっています。

地下空間。
円錐の一部を切り取った形のトップライトから日が差し込みます。
更に 円弧を描く外周部は

これぞ The  Modernisum
足元、壁と開口部の切り分け、天井から下がり壁で覆う。
タイル壁が主役なのですが
あらゆる部分が気迫に満ちている。
この壁の前で15分ほど立ち尽くしました。

ここからは研修メニューになかった建築紹介。
個人邸のようなので場所は伏せますが
歩いているとこんな壁に出会った。

鉄骨フレームを剝き出しにして煉瓦を積んでいる。
内部が部屋でない部分は透かし積で空気を通している。

壁の向こうが外部空間である場合は良いとして
室内の場合は屋根の納まりはどうなっている?
鉄骨と煉瓦の取り合いはどう止水している?
等々  デティールを予測できない。
なんだかすごいものを観ました。

さて、今読んでいる本が


SDGsがデフォルトになりつつある昨今、
例えば「木材を使おう!」と本来日本が育んできた伝統工法で造られる
デティールを無視して ただ、ボードを木板に置き換えて満足している建築。
といった最近の建築をファストフードに例えた評論です。
この中でファスト化が始まったのはポストモダン以降の流れで説明していますが
モダニズム建築には建築ファスト化以前の人々の「心」「矜持」「気迫」が今以上に
表現されているように思えてしまうのは
私だけでしょうか?

 

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